突然ですが、病院に受診したときに、病名を聞いていますか?
「なぜ、その薬がでたのか」「なんの症状に効果があるのか」「いつまで服用するのか」
聞いていますか?
当院には、手の平いっぱいの薬を服用しているのに、なんのために薬を服用しているのかわからないという方が相談に来られます。
高齢になると、いろいろなところが病気になったり、検診で指摘されたりして、薬が増え、飲み間違いが多くなりがちです。“なぜその薬がでているのか”医師も説明しないし、医師に聞くのは悪いと思って出されたものを飲んでいることが多いようです。
心療内科、精神科を通院している方は、治療の過程で薬を服用したり、環境の改善で状態がよくなっても、「薬をやめてくれない」と自己判断でやめてしまい、薬の離脱症状で体調が崩れる方や薬をやめてもらえず困った方が、減薬を目的に当院を受診されます。
通常、精神科は、一度良くなっても、“緩解期”といって「たまたま良い時期」と判断し、薬を出すことをやめることはしません。
また、「糖尿病は一生」といわれて、内科を通院されている方の相談も聞きますが、(1型糖尿病の方以外は)遺伝性でも努力をすれば糖尿病は治ります。
心筋梗塞や脳梗塞の原因となる“動脈硬化”は、これまで塩分の過剰摂取が原因といわれてきていましたが、実際は糖分の過剰摂取が原因なのです。
そのため、糖尿病の方は、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいのですが、糖尿病の薬を飲んでいても、それが予防できるという医学的根拠がありません。
糖尿病は、食生活や生活習慣を気を付ければ、回復できる疾患です。
糖尿病が治らない方の共通点は、「甘いものを食べながら薬を飲んでいる方」です。
やめたいことの理由を良く聞いて、対応してくれる医師はお勧めだと思います。
当院は、高齢者はほとんど生活習慣病、若い方は生活習慣のうえに人間関係の問題が根本にあると思い、薬だけでは治らないと考えて、食生活や生活習慣の指導を行っています。
いま通院している病院、クリニックでは相談しにくいとお困りの方は、ご相談ください。
【※減薬外来について】
●内科の薬を整理する場合は、血液検査をさせていただくことがあります。
●必要に応じて、生活習慣の指導をいたします。
●精神の薬は、離脱症状が出ないように微量ずつ減らし、2週間~3週間ごとに経過を診ます。