うちは心療内科を掲げていますが、ふつうの精神科の医師がやっている心療内科ではありません。
たいていの心の病は、考え方、物事の捉え方の病気です。ですから、いろいろな安定剤をはじめは処方しますが、私の目標は、「薬がなくても平気になりました、生き方が、考え方がかわり、すごい楽になりました。これからはこんなことがやりたいです。」そんな患者さんの答えを引き出すことです。
ふつうの精神科のやりかたは、薬をめいっぱい、充分な量、充分な期間をかけて、、ということではじめますが、終わり方を考えていないように思います。私は、薬がなくても大丈夫だよといってあげられることをめざし、薬以外の方法もあれこれやっています。だって、薬を飲んでいなかったから病気になったわけはないですものね。
いろいろな方法のひとつがTFTですが、これは次回お話させていただきます。